「asset」と打つだけ。AIと一緒に資産管理を自動化してみた

Claude codeと資産管理を自動化する仕組みを作った体験談の記事の画像

以前の記事で触れましたが、定期的にGoogleスプレッドシートで資産バランスシートとポートフォリオを作成する——そんな習慣をずっと続けています。入力自体は10分もかからないのですが、その後の「資産の推移グラフを見て、前回と比べて、市場の動きも確認して…」という一連の作業が、意外と面倒でした。

そこで今回は、Claude Code(以下Code)というAIツールを使って、その「更新後の分析作業」をまるごと自動化してみました。作業の中で苦戦したところを書いていきますので、類似の仕組み構築を検討する際の参考になれば幸いです☺️

まずは成果物の紹介

ターミナル(Windowsでいう「コマンドプロンプト」)上で「asset」と入力してエンターキーを叩くだけで、以下3つのレポートが自動で生成されます。

1.純資産の推移グラフ(画像ファイルで保存)

2.前回比の増減テーブル(資産の種類ごとの増減表)

3.直近の米国株式市場トピックス(AIが最新情報を検索してまとめてくれる)

たった5文字の入力だけで、スプレッドシートのデータを読み込んで、上記3つのレポートを作ってくれます。

作業の中で苦労したこと

Codeとのやり取りは、全て自然言語でOKです。「こういう仕組みを作りたい」と伝えれば必要なコードを書いて、実際に動くものを作ってくれます。ただ、今回はなかなか苦戦しました。

Googleのデータを読み込む「鍵」を作るのが大変

スプレッドシートのデータを自動で取得するためには、Googleに「このプログラムがアクセスしていいですよ」という許可を与える必要があります。これが思った以上に手順が多く、専用の管理画面でプロジェクトを作って、APIを有効にして、認証の設定をして…と、初心者にはなかなか手ごわい。

設定画面、初心者には結構障壁…

しかし、そこはCodeが「次はこのページを開いて、ここをクリックして…」と丁寧に教えてくれます。これを自分で調べながらやったら、恐らく倍以上時間がかかってストレスを感じてしまったと思いますね。

Pythonのバージョン問題

最初に出来上がった仕組みをテスト的に動かしてみたところ、エラーが出ました。しかし、こういう時に頼れるのがCode。自分で書いたプログラムでエラーが出たらその原因を特定し、対策を考え自動的に修正まで完結してくれます。

どうやら、プログラミング言語「Python」のバージョンの違いがエラーの原因だったようで、私のPCにインストールされているPythonのバージョンに合わせてプログラムを書き直してくれたようです。結果、無事エラーが出なくなりました。素晴らしい✨️

スプレッドシートの「構造」を読み間違えた

これが今回いちばん時間がかかった部分です。

Googleスプレッドシートにはいろいろなデータの並べ方があります。Codeは最初、「横に項目が並んでいる」という形を想定してプログラムを作りました。しかし実際の私のシートは、「月ごとにタブが分かれている」構造でした。

「列ベース」か「タブベース」か、というのはプログラム的には大きな違いです。「純資産推移グラフと、増減テーブルを作るのに必要なデータがありません」というエラーが出た時、Codeにデータの構造を説明したら、「完璧に理解しました!」と返事が。その後はスムーズに作業が進みました✨️

作業を通して感じたこと

今回の作業全体を通じて感じたのは、「AIは知識を持っているが、自分のスプレッドシートの構造は自分しか知らない」ということです。

データの構造を伝えた瞬間、Claude Codeはぴったりのコードを書いてくれました。詰まっていたのは技術的な問題ではなく、「情報の受け渡し」の問題だったのです。

これからAIと一緒に何かを作ろうとしている方は、自分のデータや環境についての情報をできるだけ具体的に伝えるのがコツだと思います。「G11セルに純資産のデータが入っているから、使うのはこれだよ」と言った感じで、日本語で伝えればちゃんと理解してくれます。Codeに的確に説明、指示をする『国語力』が重要ですね。

それともう一つ。今回の作業を通じて、「API(Application Programming Interface)」というものがなんとなくわかった気がしています。作業中、GoogleやAnthropicのサービスと連携する場面が何度かあって、「あ、これが外部サービスのデータや仕組みを借りる時の接続口なんだな」と感覚的に理解できました。「APIを叩く」という表現が、いつかごく自然に口から出てきそうな予感がしています。

完成した仕組みは、次の更新タイミングから早速使ってみます。長期投資を継続する習慣に、また1つ楽しみを増やすことができました✨️

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