FACTFULNESSはなぜ長期投資家のバイブルなのか

FACTFULNESSを読んで感じた、長期投資に役立つ知識に関する記事の画像

「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」を読了しました

長期投資に必要なのは、知識よりも「本能との戦い」かもしれない。

以前から気になってはいたのですが読むことができていなかった「FACTFULNESS」を
先日読了しました。650ページ程の長編でしたが飽きることなく最後まで楽しめました📕

自分の世界の国々に対する「思い込み」がいかに的外れだったのか、知る機会になって
とても興味深かったですね。あと、日頃から「感情と数字は分けて考える」ことに
気をつけようと心がけている私にとっては「うんうん、分かる!」と頷く部分も多かったです。

本の中では「事実に基づいて世界を見る」のを妨げる10の「本能」と、それを抑える方法が
書かれています。自分の人生を思い返してみると、失敗をしてしまった時はどれかの「本能」を
抑えることができていなかった経験が結構思い当たりました。

例えば、「過大視本能」&「焦り本能」。
「過大視本能」は『目の前の数字が一番重要だ』という思い込み、そして焦り本能は『今すぐ
手を打たないと大変なことになる』という思い込みです。

10年くらい前、私は車の部品を作る製造工場で、品質管理の仕事に携わっていました。
日々発生する不良品をなかなか減らすことができなかった私は日々の不良率ばかりに
気を取られ、何とかしなくてはとやみくもに対策を打ってはますます泥沼に嵌っていきました。

ファクトフルネスを実践するならば、

・日々の不良率だけでなく、データを見る切り口を変え、週単位、月単位で傾向を見てから対策を考える

・深呼吸して、冷静に。不良の原因が分からないなら、対策を打つよりもまずは情報を集めることに注力する。上司にも現状をハッキリ報告して、指示を仰ぐ(当時はなかなか言い出せなかったんですよね…💦)

などの行動になるのかなと思います。

こんな感じで、日常にも役立つファクトフルネスの考え方ですが、これは長期投資にも
メチャクチャ役立つ考え方だと感じました。今回は、長期投資家を目指している私が
特に考えさせられた「本能」について書いてみようと思います。

「恐怖本能」の抑え方:暴落時対策として有益

投資家にとっての「恐怖本能」の対象。それは言うまでもなく、いつやってくるのか予測できない
暴落の恐怖ですよね。リーマン・ショックを予測した人も世の中にはいらっしゃるそうですが
私には間違いなく次の暴落を言い当てることはできません。間違いなく、いつか必ず相場の
クラッシュに巻き込まれるでしょう。

”「恐怖本能」を抑えるには、リスクを計算しよう” と、本の中にはあります。

過去記事の中で書きましたが、私もまさにそれをやりながら投資をしています。
過去の暴落の歴史を学び、どのくらいの株価下落が現実に起こりうるのか。
その時、自分の資産がどのくらい減るのか。これをざっくりですが数字で把握しています。
これのおかげで、コロナショックの時は「これくらいは想定内」と冷静でいられました。

でも、コロナショック後の好調相場の波に乗れたおかげで資産が増えたことにより
当然次の暴落時に食らうであろうダメージは相当大きく、数千万円単位になるでしょう。
いくらリスクを事前に計算して問題ないと判断しても、いざ現実になったら自分の精神状態は
どうなるのか?これだけは、「計算」することはできないですからね…

もし、「夜も眠れない😭」なんてことになったら「焦り本能」が背後から迫ってきそうです。
努めて冷静に、対応を考えないといけないですね。

「宿命本能」の抑え方:長期投資に必須のマインド

長期投資を始めたばかりの頃は、まだ少額で「なかなか増えている感じはしないな〜」と
思っていたものです。しかし、もともと15年以上先を見据えた長期投資であると覚悟を
決めていた私は、毎月淡々と定額を積立投資して約8年になります。

本の中で紹介されている「宿命本能」。「全てはあらかじめ決まっていて、変えることなんて
できない」という思い込みを抑える方法は、こう書かれています。

宿命本能を抑えるには、ゆっくりとした変化でも、変わっていないわけではないことを
肝に銘じるといい。1年間の変化率に惑わされてはいけない。たとえ1%だとしても、
前に進んでいることには変わりない。小さくゆっくりした変化でも、変わっていない
わけではないのだ。
『FACTFULNESS』より

このマインドこそ、長期投資家が胸に刻みこんでおくべきものだと思います。
私は、この本を読む前からこれに気づいていました(ドヤ顔)。この文章を読んだ時
首がもげるくらい何度も頷いていましたねw

ファクトフルネスを実践したくなる良書でした

「FACTFULNESS」では「データに基づく見方をすれば、世界はどんどん良い方向に向かっている
事が分かる」と随所に書かれています。でも、「だからといって、データが全てではない」という事にも触れられていて、そこが印象に残りましたね。

数字に強くない人にいくらデータを見せて話をしても、なかなか伝わらないことは先に触れた
工場勤務時代に何度か経験したことがあります。そんな時には一緒に現場に行き、いわゆる
「現地現物」で話をすると効果的なこともありました。

他にも、たくさん共感できる部分があって大好きな一冊になりました。
また時間を置いて、読み返してみようと思います📕
実生活でもファクトフルネスを実践する機会を見つけて、実践するのも面白そうです。

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